パタゴニア北部のチリ側プエルトモンから最南端ウシュアイアまで。
僻地パタゴニアだが、旅行者、走ってるチャリダーは多いので、情報も多い。
チリのアウストラル街道、フィッツロイ山、パイネ公園トレッキング、ペリトモレノ氷河と、自然の見所いっぱいである。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓パタゴニア走行〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
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~~~~【北部チリ側自転車走行ルート】~~~~
チリ側のアウストラル街道を南下。パタゴニア北部、プエルトモンから南下。
チロエ島経由でフェリーで本土に渡り、
世界一キレイな林道と称されてるアウストラル街道を南下し、
トレッキングルートで国境越え
【周辺時期日記】
~~~~【アルゼンチン側南部自転車走行ルート】~~~~
国境を越えて、エルチャルテン、カラファテと有名観光地を経由して
南下していく。
【周辺時期日記】
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~~~~【チリ側パタゴニア南部自転車走行ルート】~~~~
再度チリ側に入り、パイネ公園観光。
アメリカ大陸としては最南端のプンタアレナスへ。
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~~~~~【チリ側フエゴ島自転車走行ルート】~~~~
プンタアレナスからフェリーでフエゴ島へ。
~~~~~【アルゼンチン側フエゴ島自転車走行ルート】~~~~
国境を越え、再度アルゼンチン側へ。
フエゴ島最南端、ゴールのウシュアイアを目指す。
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〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓パタゴニア基本情報〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
【パタゴニアとは】
国としては、チリとアルゼンチンの南部をパタゴニア地方と称してる。
つまりパタゴニア(Patagonia)とは南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称。アルゼンチンとチリの両国に跨る。
特に国名でも街の名前でもなんでもない。
道は両国をまたいで繋がってるので、そのたびにスタンプを押すことになる。
【ビザ】
アルゼンチンもチリも日本人は90日間ノービザ滞在可能。
場所によっては60日だったりすることもあるが、
出入りばかりするパタゴニアでは、そのたびに新しい滞在日数が更新される。
南部では国境も近い場所もあり、実質ずっと滞在できるのでは?
【カスタム】
チリのカスタムは生野菜や肉に非常に厳しい。
飛行機でサンティアゴに飛んできたときは手荷物しかチェックされなく簡単な感じだったが(預け荷物はすでにX線や犬がチェックしてるのかもしれない)
陸路では荷物はずべてX線チェック、その後犬のチェックとなる。
国境によっては、荷物を全部あけられた事もある。
服のポケットに入れていて、持ち込んだ人もいるが、係員によって異なる場合もあるだろう。
基本厳しいと思った方がいい。
見つかると没収、最悪罰金らしい
アルゼンチン側は何もチェックされない。
【治安】
かなり安全。自転車で走ってて不安を感じることは無かった。
むしろ交通事故の方が怖い。
そして無人地帯が続くこともあるので、水などに注意したい。
【食料の物価】
小さな村でも、商店はある。しかし、人口に比例して物価が上がる。
大きな街ほど安く、小さな村ほど高い。
物価が高いと言われてるが、大きな街にスーパーがあるので、
野菜以外はそんなに物価は変わらない。
しかし、小さな村の商店になると一気に物価は上がる。
高かったのはアウストラル街道。南へ下れば下るほど物価があがる。
そこから、さらに南下した大きな街の方がよっぽど物価は安く、物にあふれてる。
(チリ側)-----
大型スーパーunimarcをよく見かける。
プエルトモン以下南では、チロエ島のアンクー、カストロ、ケジョン。
アウストラルではプエルト=アイセン、コジャイケしかない。
南部では、プエルト=ナタレス、プンタ=アレナスにある。
特にプンタ=アレナスはチリ側の重要拠点地点らしく、かなり大きな街で
免税店や大型モールもあり、チリの普通の街と物価も変わらない。
それ以外の町、村レベルでは商店しかないので、品揃え不足な上物価は高い。
大体1.5倍から2倍。
【例】
1.5Lコーラやビール 1500チリペソくらい(大型スーパーで1000くらい)
米 1kg 1000以上(大型スーパーで700くらい)
ツナ缶 600以上(大型スーパーで420くらい)
砂糖1kg 1000 (大型スーパーで650くらい)
野菜は二倍以上の値段でしおれてる。
アルゼンチン側-----
大型スーパーはカラファテ、リオ=グランデ、ウシュアイアくらい。
アルゼンチンは、パタゴニア以外行ってないので普通の都市の詳細は不明だが、
他の旅行者も大型スーパーの値段はかわらないと言っていた。
ウシュアイアは免税の街であるため、輸入品は逆に安い場合もある。
【水】
チリ、アルゼンチンとも、水道水はそのまま飲んでも問題ない。
特にパタゴニア地方の水は美味しくてよい。
ただ、アルゼンチン側のパタゴニア、フエゴ島は荒野のバンパが広がってる地域では、川自体がない場合が多く、街と街の間隔が広い。
水の補充場所が少ないので、多めの水が事前に必要。
逆に、チリ側のアウストラルは、山なので、川で水補充に困ることない。
【交通】
またパタゴニア地方はアルゼンチンとチリ両国で領地を保有してるが、
チリ側は船航路は充実してるが、南北縦断の道はないので、チリ側バスはアルゼンチン国内を経由してはしる。
逆に、最南端の街ウシュアイアのあるフエゴ島は、チリ側しか突き抜ける道がないので、アルゼンチン領は陸の孤島、飛び地のようになっている。
アルゼンチンのバスはチリの道を走っていくことになる。
どちらにしても、旅行者は、国境を越えるたびにスタンプを押すことになる。
【両替】
銀行、ATMともに限られる。だが大きな街や観光地なら問題ない。
しかしチリのアウストラル街道では銀行自体が限られるので、
多めの現金の用意が必要。
【ATM】
(チリ側)----
チロエ島カストロ、ケジョンなど。アウストラル街道はコジャイケのみ、コクランは使えなかった。あとはプエルト=ナタレス、プンタ=アレナスくらい。
一回の引き出し最大額は200.000チリペソ(400ドルくらい)で、手数料2500チリペソ。最近手数料を値上げして3000チリペソ以上になってる。
(アルゼンチン)----
エル=チェルテン、カラファテ、リオ=グランデ、ウシュアイア。
一回の引き出し最大額は1000アルゼンチンペソ(240ドルくらい)で、手数料18Aペソくらい。
いつもATMにお金が入っておらず、500Aペソくらいしか出ないことが多い。でも手数料は毎回取るので困る。
【自転車走行】
ダートが多い。チリのアウストラルは一部を除きダート。
アルゼンチン側もメイン道路以外はダートの場合がある。
アルゼンチンよりチリのダートのほうが走りやすい気が?
チリ側では、山が多いので上り下りが多い。
アルゼンチン側や南部パタゴニアでは強風が吹き荒れている。
風は場所にもよるが、基本西風。
午前中は穏やかなことが多いが、午後には強風になりまともに進めないこともある。
我々が経験した暴風は時速50kmくらいあったはず。
追い風時はなんせ漕がなくても自転車は時速40kmでて、さらに後ろから風を感じてたレベル。
ちょっとした坂なら漕がなくても風で上れる。
しかし、向かい風はもちろん、自転車押しても前に進まないレベルだし、
横風にいたっては、突風が吹けば、気を抜けば、道路の端から端まで飛ばされる勢い。
むしろ横風の時のほうが、車に注意する必要がある。
【言語】
スペイン語。
観光地なら英語も通じるが、基本スペイン語。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓【宿泊情報】〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
【安宿】
チリはホスペダヘという民宿タイプによく泊まってた。
小さな村でも大概ホスペダヘはある。
しかし、宿主の性格に左右されることが多く、
気分によって部屋が空いてても、拒否されることも。
基本部屋の間貸しといった感じで、キッチン利用できても家族共同といった感じ。
またチリ側がガスが高いせいか、薪ストーブを各家庭利用している。
しかし値段はホステル系より安く、アットホームな場合が多い。
料金は一部屋いくらというより、1ベットいくらになるので、
空いてて一人で個室、込んでてドミトリーでも同料金ということになる。
ホステル系も高いが、旅行者専用スペースや、専用キッチンがあるので
気楽とい利点もある。
アルゼンチン側は、ホステルがしっかりしてるが、安いのはドミトリータイプになる。個室は高い。
【タンデム保管】
敷地内にはおかせてもらってた。
ホスペダヒ系は庭やガレージがあるので、置くのには困らない。
街のホステルは自転車が置く場所がない場合がある。
★★★宿泊地一覧評価★★★
詳しい宿泊情報(住所や料金、画像)は各日記(詳細)に記載してあります。
A:最高オススメ/B:なかなかいい感じ/C:普通/D:ちょっと,,,/E:オススメしません
(チリ)---
【puerto montt】チリ側のパタゴニアの入り口の安宿→詳細
評価E
久しぶりに汚い宿だった。地球の歩き方にも紹介されているが他にいい宿多数あり
【ancud】チロエ島北部→詳細
評価A
プエルトモンがひどかったので余計によく感じる宿。きれいで、朝食もあり、文句なし。
また泊まりたいくらい。
【castro】世界遺産の教会の街→詳細
評価C
普通の宿。立地はバスターミナルの前でいい。
【quellon】チロエ島南部、フェリー発着のため宿泊→詳細
評価D
バス停、フェリー乗り場もちかく立地はいい。ただの寝るだけの宿。
【Aysén】フェリー到着後の街、過去最安です→詳細
評価C
これ以下の宿はパタゴニアではなかった。泊まるには問題ないレベル。プエルトモンの方がひどい。
【coyhaique】アウストラル街道沿いで唯一大きな街→詳細
評価B
きれいなホステル系民宿。ホテルの様にいいセンスしている。値段が高いのがネック。
スーパーも近く便利。
【cerro castillo】本格的アウストラル僻地スタート→詳細
評価C
母屋と宿泊部屋が別々になってて使い勝手はよかった。
【bahia murta】幹線から反れた小さな街→詳細
評価C
きれいでいい宿だが、最初訪問時に拒否されたのが、、、、
【Puerto Río Tranquilo】奇岩マーブルチャーチ観光基点の村→詳細
評価B
宿は普通だが、部屋に暖炉、キッチンにガスコンロがあってよかった。
【Puerto Bertrand】湖畔の小さな村→詳細
評価B
部屋は屋根裏で狭い。しかし宿の人がよく、朝食も美味しかった。
【cochrane】周辺ではそこそこ大きい街→詳細
評価D
値段も普通の宿。キッチンもリビングもあってよかった。しかし部屋が満員だったせいか、ベットだけ小屋のような別棟だったのが残念。
【caletta tortel】風光明媚な階段の村→詳細
評価C
値段も高く、部屋も狭い。しかしトルテルでは安い方。キッチンがつかえるのもうれしい。
【Villa O'Higgins】アウストラル街道終焉の村→詳細
評価B
こぎれいな民宿。朝食もついている。
(アルゼンチン)---
【el chalten】アルゼンチン最初の街。観光のためにある→詳細
評価B
きれいなホステル系民宿。キッチンは狭いが広い共有スペースがいい。
【El Calafate】氷河観光への基点になる街→詳細
評価A
有名日本人宿。こじんまりしてるが、キッチンは使い勝手がいい。居心地最高です。
(チリ)---
【puenrto natares】パイネ観光の基点の街→詳細
評価B
こぎれいないい民宿。荷物あずかり無料。
【Punta Arenas】アメリカ大陸最南端の免税の街→詳細
評価D
小汚いホステル系宿。キッチンは使い勝手がいい。
【Punta Arenas】二度目のアレナスで最高の宿へ→詳細
評価A
センスいいこぎれいな宿。リビングも広く、宿の人もフレンドリー。1週間の滞在もあっという間。
(アルゼンチン)----
【rio grande】安宿のない街→詳細
評価B
安宿がなく、しかたなく泊まったホテル系。値段相当できれいである
【ushuaia】最南端ウシュアイア。有名宿上野山荘→詳細
評価B
まさに山荘といった設備だが、居心地はいい。五右衛門風呂が最高。
~~~~【野宿】~~~~
チリ側アウストラルには川も森も多いので野宿はしやすい。しかし道沿いにはフェンスが張り巡らされているので、敷地内でキャンプは難しい。また屋根付バス停や避難小屋が多いので寝ることもできる。
・バス停泊→タンデム旅行初、夫婦海外初の野宿
・待合所泊→チリ政府からの無料フェリーに無料宿泊所?
・わき道泊→クリスマスなのに寂しく誰もいない荒野で野宿
・わき道泊→最終ステージのフエゴ島スタート。まずはペンギン村へ!?
アルゼンチン側のバンパでは道路からも風からも守るものがない場合が多い。
道路の下の土管や、道路業者の敷地内に泊めてもらったりした。
・国境泊→へたれチャリダーの一番長い一日国境越え
・土管泊→強風荒れ狂う中で土管で野宿
・建物泊→道路工事業者の建物で野宿させてもらう
〓〓〓〓〓〓【食事】〓〓〓〓〓〓
基本自炊。
チリ側は地元ファーストフードなら2000チリペソ前後。
レストランで3000チリペソ前後で食べれる。
ホスペダヘでも提供してもらえるが4000チリペソ前後と高い。
アルゼンチン側もレストランで40アルペソ前後。
〓〓〓〓〓〓【インターネット】〓〓〓〓〓〓
アウストラル街道以外は宿にwifiが飛んでいる場合が多い。
アウストラルの南部はwifiは皆無。あってもホステルのPCなどになる。
それ以外の街は最南端のウシュアイアにしろネット環境はいい。
大型スーパーのあるレベルのインフラの整った街ではインターネットも整っている。
〓〓〓〓〓〓【交通機関】〓〓〓〓〓〓
チリの発のバスは安く、アルゼンチンの国内移動は高い。
同じ距離移動しても2倍くらい差があるためアルゼンチン国内は飛行機移動してる人が多い。
例えば最南端ウシュアイアからアルゼンチン首都ブエノスアイレスへは、RioGallegos乗り換えで、安くて合計1200Aペソ(280ドルくらい)以上。早い時期にとった飛行機チケットより高い。
また同じような位置にあるパタゴニア北部の街、Barilocheバリローチェ(アルゼンチン側)とpuerto-monttプエルトモン(チリ側)で比べると
・Ushuaia-PuntaArenasまで280Aペソ(65米ドル)、
そこからpuerto-monttへ40000チリペソ(81米ドル)、合計140米ドル(チリの会社)
・Ushuaia-Bariloche SemiCama774Aペソで合計180米ドル(アルゼンチンの会社)。
ちなみにBariloche - puerto-montt間は13000チリペソ(26米ドル)くらい。
サンティアゴに行くのなら、プンタアレナス経由が明らかに安い。
〓〓〓〓〓〓【自転車、運び方法】〓〓〓〓〓〓
小型バスや大型バスとあるが、自転車は大型バスでないと詰めない。
しかも別料金をとる。
料金は会社やドライバーによる。
アルゼンチンのバスよりチリ側のほうが、良くも悪くも適当。
アルゼンチンは足元見る感じでいいイメージがない。
チリのバス会社しか自転車を積んでいないが大体1回5000チリペソ(10ドル)以下。
ウシュアイアの旅行代理店で聞いたアルゼンチン側の自転車代の言い値は200Aペソ(50ドル)。実際乗せた人の話では100Aペソくらいだったらしいが,,,,高いことには変わらない。
【自転車用品】
大きな都市ではちょっとした消耗品は手に入るがたいした物はない。
カラファテでキャリアーを購入してるが、観光都市ならレンタル自転車屋があるので、自転車屋もある。
【輸送】
チリの郵便局で手紙1枚530チリペソ
アルゼンチンのウシュアイア郵便局で1kgまで飛行機便で160Aペソ
~~~~~~~~【総支出編】~~~~~~~~
※平均は夫婦二人分での日割り計算です
2011/11/9~2012/1/16【67泊68日間】
滞在:プエルトモン→チロエ島→コジャイケ→オヒギンス→エル=チャルテン→カラファテ→プレルト=ナタレス→フエゴ島→ウシュアイア
野宿7泊
チリ側(42泊43日間)
宿泊代計433.000チリペソ(平均12.027チリペソ/36泊分/野宿4泊バス含まず)
食事代計310.567チリペソ(平均 7.222チリペソ/43日間)
交通費計268.575チリペソ
雑費他計125.650チリペソ(雑費:入場料,税金,観光,送料他)
-----------------------
合計 1137.792チリペソ(平均26.460チリペソ/43日間)
182.046円 =0.16円計算(平均4234円/43日間)
アルゼンチン側(24泊25日間)
宿泊代計1944アルペソ(平均92.6アルペソ/21泊分/野宿3泊含まず)
食事代計1354アルペソ (平均24.6アルペソ/25日間)
交通費計600アルペソ
雑費他計1743アルペソ(雑費:入場料,税金,観光,送料他)
-----------------------
合計 5641アルペソ(平均225.6アルペソ/25日間)
101.538円 =18円計算(平均円4062円/25日間)
パタゴニア合計
283.584円(平均4170円/68日間)
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