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二人乗り自転車タンデムで夫婦世界旅行後は、長野県は白馬村へ移住。 現在は、就農し『倉リ(くらり)農園』を2019年春に開園! 農業だけでなく、古民家再生、ログハウス建築、サイクリング、スキースノボー、ボルダリング、釣り、etc,,,と新しい地で大忙しな毎日。 あ、育児も大忙し…

2015/09/28

【仕事】黄色から赤色まで!秋本番、待ちに待ったリンゴの収穫全盛期がやってきた!

もう、夏もおわりですよ!
先週まで満開だったと思ったら、もう…


まだ8月下旬なのに一気に稲穂の頭が垂れ下がり始めた。
もうすぐ収穫ですかね?


この時期はリンゴの仕事はしばらく休みなしで続きます。

こちらは、「トキ」。
小さい実をさらに農家さんが滴下して落とします。

ちなみに、トキは黄色いリンゴなので、葉つみも玉回しもしません。
作業工程が楽なので、最近生産者には人気な黄色いリンゴ。


主力のフジも再度摘果。
こんなに大きくても摘果!

普通に売ってる大きさだよな…


今年は8月下旬からずっと雨が続いた。
9月に入ってもすっきりしない天気…日照不足が心配。

それでも、ソバの花が満開に。


では、次は「ドルチェ」です。
長野出身の最近のリンゴです。

なぜかイタリア語のデザートの意味のドルチェです。


赤いリンゴなので、葉つみから。

さて、いくつのリンゴが隠れてるでしょう。


まぁ、これだけリンゴが葉に隠れてるわけですよ。
葉が覆いかぶさってるリンゴはまだ青いわけです。


そして、安曇野の秋が本格化。
稲穂がもう黄金色に!


ソバもますます満開。


なーんて間に、ドルチェの玉回しです。

玉回ししたらもう真っ赤になるリンゴがいるわけですよ。


となると、先に真っ赤なのを収穫です。

これが、難しいのですよ。
農家さんからこの色で取ってくれと言われるんだけど、陽のあたり加減で色が飛ぶこと飛ぶこと。
だんだんと色がわからなくなっていく。

人間の目なんざぁいい加減なもので、一度狂うとどんどん狂う。
おかげで、まだ収穫できない色のリンゴまで収穫して怒られるわけです。


収穫したドルチェ。
これくらい赤ければ大丈夫。


コツは、いかに赤い残像を目に残せるか。
なので、無理やりにでも3,4つ同時にとります。
でも、狂ってくるので、そんなときは真っ赤なリンゴを見る、遠めに見るetc,,,
最後は迷ったら取らない!ですな。


これぐらい木全部が赤ければ迷わないんだけどね。


さて、近所の畑も収穫まもなく。
が!


今年の長雨の影響か、稲が倒れまくってる田んぼ多数。


こちらも。


ひどいと、全部倒れてる田んぼも!


大丈夫なところは、大丈夫なんですけどね。
違いは何なんだろう?


さて、同時展開で「トキ」の収穫です。


黄色いリンゴの収穫は農家さんが基本します。
作業工程が少なくて楽な黄色いリンゴですが、収穫が難しい。

ドルチェも難しかったが、黄色いリンゴはもっと難しい。
なので、農家さんが収穫します。


えー手前のリンゴが収穫大丈夫で、奥のあれとこれがまだ早い。

うん…違いがわからん!


熟練の技なんですかね?


9月も中旬になってやっと天候も安定してきましたよ。
秋晴れ!

リンゴ畑の先に、松本市内と美ヶ原がくっきり。


で、無事、田んぼの収穫が始まった。
ちゃんと倒れた稲穂も収穫されているみたい。

器用にコンバインが刈り取っていきますな。



さぁさぁ、リンゴ作業は次いきますよ。

こんどは「シナノスイート」
甘くて大きくて人気なスイートです。

やっぱりまずは葉つみ。
葉があった場所はくっきり葉の跡が。


これからの赤いリンゴは葉を完全に取ってむき出しにします。
もう、太陽の陽も真夏に比べて弱くなったので大丈夫。

むしろ、これくらい葉を取らないと全体が赤くならないんだそうな。


葉を取れば、すぐに赤くなります。
もう、立派に赤くなって収穫できそうかと思う。

けどね、玉回しをすると…


やっぱり裏側はまだ白い。


玉回しをして数日放置して、全体が赤くなるのを待ちます。
味は、十分食べれる甘みですが、赤くならないと出荷はできませぬ!


9月も終わりに近づいて、朝晩が寒くなってきた。
すっかり朝は松本市内は靄の中…

まもなく作業のつらい寒い時期がやってきますよ!!


つづく


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2015/09/26

【仕事】もう、りんごを収穫?リンゴの収穫は秋じゃないんです、夏からなんです!

リンゴの種類です。
ざっとこれだけの種類がありますが、自分の働いてる農園はそれでも10種類ほど。


昔は、フジとかだけだったけど、近年新しいリンゴが増えてきて、農園の種類も増えたそうな。
品種ごとに、収穫時期が異なるので、作業をスライドしていきます。

今までの摘果(過去記事⇒【仕事】勿体無い…て考えてられない!花は実になりリンゴの形へ成長も摘む摘む摘むべし)も、収穫時期に合わせて順番に作業してまいりました。


で、摘果の次は、葉つみ、玉まわし、収穫となります。
これらを、収穫時期にあわせてスライドしながら作業していきます。


 トップバッターは「夏あかり」というリンゴの葉つみです。
名前のとおり、夏にとれるリンゴです。

ええ、この時期は、暑い8月の作業です。
日差しが強い時期なので、いきなり葉を摘むと日焼けをするので、遮光がわりに布をかけます。


 すでに真っ赤になった夏あかりですが…


 葉を摘むと、葉のかかってた場所は、まだ青い色。
これをむき出し状態にして、りんご全体に紫外線をあてるというわけです。

 
 夏あかりと同じ時期に、葉つみをする「シナノレッド」。


こちらも日よけ用に布をかけます。
木が大きいので、この場所だけドーム状態。

おかげで、風がとおらず熱い!!


 上からみるとこんな感じ。


 ドーム状態


で、夏あかり同様に、葉をつみます。


こんな感じにね。


 木の下は、摘んだ葉の残骸が…
 

 もう収穫??
いやいや、まだです。

ただ、この時期ですでに真っ赤に熟してるリンゴがある。
でも、芯カビといって早熟でリンゴの芯が真っ黒になってるので、商品にならないのだ。



そういった商品にはならないけど、食べるぶんには問題ないリンゴ。

ええ、頂いてきますよ!
 

 今年、初りんご!
 早生リンゴだから、1週間くらいしか持ちませんからさっさと食べちゃいます。

 レッドは酸味の強いリンゴ。
ジャムとかにするといい感じになる。


 穂高神社も夏祭り。

葉摘み後は、リンゴもしばらく放置に収穫。
レッドの収穫は農家さんがやるので、バイトは休みになっちゃいます。
 

 ひまわりも満開な真夏が過ぎていきます…


 まぁ、そんなノンビリもしていられないんですけどね。

農家さんがレッドの収穫がおわることには、「つがる」を葉つみです。
青森の有名なリンゴですな。

長野は、青森のつがるが出てくる前に収穫をしなければならないので、さくさく葉つみです。


こちらも、葉をつめばすぐに真っ赤になります、はい、つがる。


 通常、葉つみの後は、玉回しというリンゴを回す作業があるんですが、リンゴが赤くなるスピードが速い早い。
回してる間もなく、真っ赤になったリンゴから収穫していきます。

このあたりは、去年もどたばたしてましたが、
どうも、今年は、リンゴにかぎらずブドウや梨といった果実類が1週間くらい成長が早いらしい。
去年以上にドタバタです。


 青森のつがるが出てくると、長野のつがるは売れないらしいので、早いうちに収穫してしまう。
そのおかげで、長野のつがるは、酸味が強い。

でも、今年は、成長が早いせいか、甘酸っぱくておいしいじゃないか!


なーんて、余韻に浸ってる場合じゃない。
次々、作業が出てきますよ!

つぎは、「シナノドルチェ」!


つづく…



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