宿のおっちゃんも6時半に起きてくれて朝食準備。
チーズあり、ジャムあり、コーヒーありでしっかりしてるじゃないか。
フェリーの出発時刻は8:00だが、船着場まで行く必要がある。
徒歩の人用にフェリー会社前から有料バスも出ている。
そう、この日本人にはマイナーなチリ、アルゼンチン国境。
白人パッカーには有名で、結構トレッキングで越えてくるパッカーが多いのだ。
橋まで3kmまでは平坦。
そういや、最近朝早いな、、、
35分って案内だけど無理だろ。これ。
一番乗り。
このあとアメリカ人二人組みチャリダー到着。
彼らがモンベルのウルトラライトダウンを着ていた。珍しい。
彼ら出身のオレゴンでは有名らしいが、日本メーカーとは知らずフランスかと思ってたらしい。
こてこて大阪メーカーでっせ。
mont-bellとフランス語だからなぁ
アメリカのモンベルでは日本メーカーをアピールせず販売してる戦略なのかな?
そして、久しぶり再会イタリア人フランコ。
バスでトルテルと無料フェリーで会ったフランス人二人パッカー
出発5分前にスイス人二人組。4日後のフェリーで行くと言ってたが、今日に間に合ったので乗るとの事。
あとイタリア人男二人組。
合計チャリダーが9人に。いるもんだ、こんなにも。
トルテルで再会したドイツ人カップルは体調不良再開でこれないらしい。
荷物は船内底に入れてくれる。
風がでると、湖なのに結構船が揺れるらしい。
が、結構みんな防水バック利用なんだよね。
結構ゆったりシート。さすが観光船。
(本当の料金が不明だけど)
こんなところ住んでんの?
ワンコがお出迎え。
一瞬だけ、アルゼンチン側にあるフィッツロイ山の山頂部分だけみえる。
チャリダーが多数いる。反対側から越えてきた連中だ。
アメリカ人曰く、今日は馬がいないらしい。
明日なら大丈夫との事。
なので氷河を見にこのまま乗船し、今日17時に再度この港に到着して、
今夜はキャンプして、明日、国境越えするらしい。
うらやましい。現金さえあれば、氷河見に行きたかった、、、、。残念。
そして、、、ショッキングな事実。
「本日は馬がいない、、、、」
緑点:自転車、車走行可能チリ側
赤点:徒歩のみトレッキングルートのアル側
B:アルゼンチンのイミグレ
このチリ=アルゼンチン国境、アルゼンチン側6kmが完全に山ルートで、トレッキングがメインの国境。
もちろん車では越えれない。
徒歩なら問題ないが、自転車となると、越えれない事もないが、大変なのだ。
そりゃそうだ。ただの車道登り道でも、大変なのに、荷物を積んだフル装備の自転車で越えるには大変に決まってる。
なので、そこで、荷物が多いパッカーやチャリダーは荷物を馬に乗せて越える。
フェリー会社でもらったガイドには20.000チリペソ/60kgが相場らしい。
港のすぐ先にキャンプ場があって、ここに馬もいるとの事。
もちろん我々もこの馬をアテにしてた。他のチャリダーだってそうだ。
、、、が!!!
今日は馬がいなーーーい。
となると、自力でフル装備の自転車ごと越える事になる、、、。
ええー無理、、、とtomomi。
、、、まぁなんとかなるんじゃなーい、と気楽なhirokazu
そんな気楽なのには訳がある。
hirokazuは2007年チベット旅行時にフル装備で山に登っている経験があるので気楽なのだ。
その時は、検問を避けるために(チベットは許可証がない入れない地域があるが、無許可で入ってたので)、
道なき道の山を登って、崖から滑り落ちて、川を越えて、逃げた。
(当時のblog⇒49-【香筑→(neardy 1475kp)(西チベット)】崖に自転車ごと登ってると言う暴挙にでて死にかけるし)
それに比べれば、今回はちゃんと道がある。問題ないだろう、と。
同じく、手で荷揚げ。
こんなとき、各国の国民性(個人にもよるけど)がでるな。
どの国がどの性格かはいいませんが、、、。
乗っているのは、氷河見学組。
再度、この港に戻ってくるのは17時だから、結構時間かけて見学するのかな?
だとしたら+25.000チリペソは高くない!、、、かもしれない。
氷河見にいったアメリカ人カップル以外は、自力で国境越えするとの事。
おお、仲間が多数いると、何か心強い!
なら、まずは、腹ごしらえして体力をつけるのだ。
いい景色です。
ランチは夕べ作っておいた、ゴハンとスープ。
広くて暖炉もあっていいのでは?
そしてそこにあった、違和感、、、。
ヨーロッパの街乗りチャリダーによくいる、自転車トレーラー(車のトレーラーの様に自転車につなげれる)のベビーカータイプ。
なぜにここに?
まさか、これで山越え?お子さん一緒?
聞けばフランス人夫妻の3歳児のお嬢ちゃん。
「ちゃんとこの子も山道あるいたのよ~」って、、、すごいな。
この子もすごいが、この夫妻もすごいな。よくあの子供トレーラーをよく山越えしたな。
さすがに、道幅が狭く、通れなかったが、他のチャリダー達に手伝ってもらい、持ち上げて越えてきたとの事。うーーん、トレビアーーン。
この1km先のイミグレで聞いたが、日本人5人組パッカーが反対側から馬を使ってきたらしい。
会ってみたかったなぁ。このルーとで日本人は珍しいし。
道悪し急坂。
手書きの出国。今日日アジアでも手書きないんじゃないかな?
出国は簡単。
普通ならすぐ隣に隣国の入国だが、アルゼンチンイミグレはここから22km先、、、。
緩和帯広すぎだろ。
なんと、フランコだけ車で先行きやがった。
いつの間に交渉したんだ?
13000ペソらしい。
彼は、このまま車で可能なとこまで移動して、最後トレッキングルート6kmだけ自力越えするらしい。
キャンプ嫌いなので、本日中にアルゼンチン最初の街、el chaltenエル・チャルテンに着きたいらしい。
滑って上れない
押すのみ。
もともと車もあまり通る道ではないのだ。
道が踏み固められていない。
基本平坦に。
途中上り下り。
こんな辺鄙なところにも空港がある。
この先の道は橋がないので、空港内を通り抜けて、その先の橋を越える。
まぁ普通、滑走路を自転車で走ることはないわな。
ホントに飛行機飛べんのか?
我々がフランコに続き、二番手でボーダーへ
アルゼンチンのやる気が伺われる。
自転車に荷物をつけてたら、大変だろうと判断。
ここでのんびりパッキング、おやつ。
なるべく自転車には荷物を付けず、軽量化。そしてなるべく人間が荷物を背負う作戦。
そんな事してら、徒歩のフランス人にも抜かれ、
スイス、イタリアチャリダーにも抜かれ最後に出発。
さて、、、、
ここからが悪夢のスタートです!
押すのみ。
そして大木二本!
みんな、ここ本当に自転車で越えたの?
フランコなんてトレーラー別にあるのに、、、。
なんて、ここまではまだいい方。
これからだんだんと、川幅が広くなり、辛くなっていく。
ブレーキとタイヤの間にドロが詰まってブレーキが利かなくなってしまった。
我々の自転車は荷物外してあるので軽量。
自転車担いで橋を渡る、、、が、しっかり作られた橋ではないのだ。
バランス崩すと川に落ちマス。
冷たいだろに、、、。
我々は自転車軽量作戦のお陰で、靴を脱ぐことはなかった。
おお北上ルート日本人自体珍しいのに、こんな山の中で。
ケンくん(www.blogs.yahoo.co.jp/kkeennxxyy)
なんとイカダでアマゾン越えた、3年目チャリダー筋金入り。すごいなぁ。
途中でイカダ大破した話とか是非ゆっくり話したかった。
それでも、1時間ちかく話してたかな?
彼もアルゼンチンイミグレからここまで5時間だそうだ。
現時点でもう17時で、すでに船には間に合わず。
次の水曜の船まで4日待ち決定です。
食料はなんとかなりそうと話ていたが、
後から届いたメールには暇暇な4日間で、50cm級のニジマス3匹吊り上げたそうな、、、。
うーん、たくましい。
このトレッキングの後、イミグレが湖畔にあり、18時のフェリーで対岸に渡り、有料キャンプ場か、エル・チャルテンまで移動するのが、普通のルート。
しかしアルゼンチンペソの無い我々は有料キャンプ場はいけない。
本日の我々の予定は、アルゼンチンイミグレで無料のキャンプができるとの事なので、特に急ぐ必要はなかった。
が、ケン君がここまで5時間かかってて、日没になりますよーって言われたので、
先を急ぐことに。
20mくらいはあったかな?
しかし、上流の芝の部分が比較的通りやすく、あまり足が沈まずにすんだ。
タンデムはただでさえ長さがあって小回りが効かない。
腹がつっかえてしまうのだ。
そのたびに持ち上げて、カーブを超えていく。
後は下るだけ、、、のはずが、長い、長い。
本当に6kmだけか?
と、と、止まらん。
湖畔にフェリーが見える。
みんな間に合ったのかな?
ゴールもあと少し。
道は狭いし急だしやっとのことで湖畔へ到着
到着19時。
どうやら、我々しか残っていない様だ。
みんな間に合ったのか。すごいな。
ここのイミグレもスーパーのんびり。
係員もTVでサッカーみながら、入国手続き。
最初の質問(?)が、「ここでのキャンプは直火は禁止だからね」
もっとイミグレとして聞く(言う)事あるんじゃ?
と、ゆるーく入国。
ちなみにこちらも手書き手続き。
いつ情報を送るんだろう?
場合によっては、入国データ処理前に出国とかややこしいことにならんのかね?
こんな苦労した長い国境越えも初めてだよ。
初のアルゼンチンの感想は、、、まぁ何もないですね。当たり前か。
遠くにフィッツロイ山が見える。
ここに泊まった人だけが見える、湖とフィッツロイのコンビネーション。
湖畔の一番眺めのいい場所にテント設営。
貴重な野菜だって投入。
明日には、久しぶりの街(僻地アウストラルは村レベル)に到着予定。
フィッツロイ山観光のためにあるような、街el chaltenエル・チャルテンだ。
こう書いてしまうと、つまらなそうな街だが、我々には心躍るフレーズだ。
観光客相手なら、高くても、物はそろってるだろう。
アウストラルでは物自体がなく、選択肢すらなかったのだ。
ああ、オヒギンスまでも長い一日だったが、オヒギンスからも長い一日だった。
いままでで、一番長い国境越えであったことは間違いない。
2人ともすごいなぁー!!かっこいいなぁーー!!
返信削除長く険し-ーい国境越え、おつかれさまでした。
一緒にたび気分を味わってるさゆっぴでしたー。
今日もポチッと。
いつも「ポチッ」ありがとう!
返信削除こんな疲れた日には、さゆっぴーの甘~いお菓子で癒されたいワン♪ トモミ
お姉ちゃーん!!
返信削除わぁーわぁーー久しぶりだねー^^*
嬉しくてつい またまたコメントしてしまったワン。わはっ。
お菓子たくさん作って待ってるからねー。
またmailするね。
自転車たびに最近ドキドキときめくさゆっぴでした。
さゆっぴーお菓子楽しみ~!! トモミ
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