このバスにのれば、まだパタゴニア北部とはいえ、普通の街なosornoオソルノです。
うれしいような、パタゴニアが終わってしまうのが悲しいような、、、、。
だらだら生活が恋しいような?
ほんとパタゴニア最後の宿はアットホームでした。
あとは、自転車代がいくらになるかだけだ。
チケット売り場で言われたように、無料にならないかなぁ、、、。
いつもぎりぎりに来るチリのバスにしては優秀です。
乗客もかなり早い時間からスタンバイしてたので、アレナスではこれくらいの時間なのかな?
まぁターミナルがないので、早く着いてくれてうれしいものです。
これが終わらないと安心できない。
しかし、今まで普通に乗せてここまで来てるので、積むのには問題ないだろう。
問題は料金である。
が、先に遠くまで行く人の荷物から積んでいくのは理解できる。
しかし自転車を先に積まないと、自転車が入らなくなってしまう。
で、ここで荷物積み係りと運転手がとんでもないこと一言を言う。
「自転車は積めない!」
は?
荷台はまだまだ空いてるじゃないか!
今までだって、問題なく積んでる。
もちろん、大きすぎて自転車が積めないと拒否されてもいい様に、過去の積んだ荷台画像を用意している。
どうだ!ちゃんとタンデムだって荷台に入るんだぞ!
しかし運転手が「14」としきりにアピール。
自分のスペイン語では、理解できないし、誰も英語もできない。
仕方なく、みんなで、目の前のオフィスへ。
パソコンを使って、翻訳してくれるらしい。
で、翻訳した文章は、、、、中国語!!!!
中国人じゃねーつの、理解できるか!!(理解できるけど勘違いされたのが嫌なので)
英語にしてくれ。
翻訳の結果、どうやらこれから行く国境までに14人の途中乗車の客がいるらしい。
なので、運ちゃんが言うには、
「彼らの荷物が積めないので、自転車はここからは積めない。
しかし、明後日の便なら空きがあるから、チケットを振替できる。問題はない!」
後からの荷物が積めないならわかるけど、先に乗車の我々より、後続の人が優先なのか?
しかもチケット購入時に、ここは証拠として、チケットにも自転車込みであることを書いてもらっている。
我々が自転車を積むことはわかってたんじゃないのか?
なら、積んでやれ。
自分で積んで自転車の方が小さいことをアピールするしかない。
我々の預け荷物は二人で自転車と、バックパックの合計2個だけだ。
よっぽど他の人のバックの方が大きいぞ。意外と自転車は横幅なくてかさばらないんだから!
と、ジェスチャーでアピールしながら、強引に積んでしまう!
なんせこちらは1週間も待った挙句、ハイ、乗れません!!じゃ納得できないし、
明後日の便だって、違う運転者が、また同じ事を言うかもしれない。
強引に積み込んだ後も、オフィスでお話合い。
最後は運転手同士が話しあってたが、スペイン語のわからない我々にはさっぱり。
だた、フロントの荷物入れを使うか?みたいな会話してた感じ。
出発の9時を回って、運ちゃんも出発するとの事。
強引に自転車も乗せて出発だ。
このごたごたで、自転車代より、乗せれるか、無理かで、
自転車代など両方で完全にすっ飛んでる。
※実際、他にも荷台スペースがあり、そこに残り14人分の荷物も入った。
すみません、、、出発が遅れたのは我々のせいです、、、。
でもよかった。無事自転車ともども出発できて。
最後の最後まで楽にはさせてくれない。
ほんと大変だったなぁ、、、パタゴニア。いろいろな意味で。
チリ側にあるイミグレは渋滞。
これじゃいつ出発できるんだとと思ったら、そこは素通りで、アルゼンチン側にあるイミグレに。
ここで、数人乗り込んできたが、荷物は問題なく、みんな積めた。
いつも、両国のイミグレ間が距離がある。下手すると数十キロは当たり前。
それが、この国境では、チリの係員とアルゼンチンの係員が隣に座っている。
つまり、チリ出国の真横で、アルゼンチンの入国が行われる。
なんて画期的なイミグレなんだ!
やればできるじゃないか、チリとアルゼンチン!
お互い制服が違うので面白い。これは両国とも同じ言語ならではのできる技だ。
ぜひ他国も導入してほしい陸路国境イミグレだ。
まぁその前にチリもアルゼンチンもお互いの国境は全部このスタイルにしてくれ!
でも、乗客は、普通にパスポートにスタンプ押される。
ある意味トランジットなアルゼンチン。90日とかスタンプいらないんじゃ?
そしてチリ出国⇒アルゼンチン入国⇒アルゼンチン出国⇒チリ入国とたった2日で4スタンプ。
おかげでパスポートが1ページすっ飛ぶ。
約小一時間でイミグレを出発。
画期的なイミグレで空いてても結局時間かかるんかい!
食べものは持参にかぎる。
こちらサイドを走ってたら、毎日景色変わらないだろうなぁ、、、。
チリペソが使えたが、4000チリペソでポテトとチキンの定食。
隣のガススタの商店ではカードが使えるようだ。
まぁ値段は高いけど。
1時間以上休憩して、外は真っ暗に。
あとは、漆黒をバスは爆走。こちらは、久しぶりの夜行バスなのに爆睡。
もうバリローチェが近いのだろうか?
出国はすぐに終わった。
ここの国境は残念ながら画期的なイミグレではなかった。
当初の予定では、イミグレで降りて、バリローチェに行こうと思っていた。
今回は時間がなくなってしまったのでパスだが、アルゼンチン側のイミグレで下車できたのか?
それともチリ側イミグレでないと下車できなかったのか?
もし、チリ側イミグレしか下車できなかったら、どの道バリローチェは行かなかったかもしれない。
まぁーーーた、このイミグレ同士の緩和帯が長いこと長いこと。
バスで30分以上。しかもずっと下り!
アルゼンチン側が峠なら、チリ側が下りきった場所にイミグレ。
また、この道を登るのかと思うと、、、結局バリローチェには行かなかっただろうな。
普通は手荷物、預け荷物とすべて犬の前へ。
ここでは、x線ではなく、犬チェックだ。
それでも、荷台が封印してあった我々のバスは、手荷物チェックだけだったので、他のバスよりは時間短縮で通過できたと思う。
それでの1時間以上かかってやっと出発。
道路も山も木々も雪が積もったかのように真っ白。
チリ側は国境をこえたらすぐに交通の要のosornoオソルノだ。
バスはこのまま、プエルトモン、チロエ島へと行く。
我々はサンティアゴへの乗り換えのため、ここで下車。
ここまでは約30時間の旅であった。
バスは快適であったが、時間さえあれば、再度プエルトモンで、海鮮でも食べてから、サンティアゴに北上したかった。
もしくは、オソルノに一泊でもできれば体は楽だっただろう。
バスターミナルの駐車場裏にもホスペダヒの看板見えたし、ターミナル正面にも、横の大型スーパーの横にもホスペダヒはあった。
だが、今回は強行軍で移動。
パタゴニア脱出に時間がかかり、今後の日程に余裕がないので、このまま21時発の夜行でサンティアゴを目指す。
チケットはアレナスで一緒に購入済み。ここからサンティアゴまでは15000チリペソ。
ここからサンティアゴ行きは多いので、休み前でもない限りチケットは買えそうだったが、
ここは安全策でアレナスで一括購入。
しかし、ターミナル横には大型スーパーlider。
さらに、行けばbiggerスーパーと買出しには困らない。そしてbiggerの向かえには、パパスフリット(ポテト)屋。
プエルトモンが近いのか、ここでも、安くて大量。
これで1500チリペソなら安いでしょ?
このターミナルにwifiでもあればと思ったが、ネット屋しかなかった。
しかし何気に6時間の待ち時間はあっという間に過ぎた。
タンデムより大きいでしょ?それ。
バリローチェに行くようだが、乗せれるのか、同じ悩みを持つ者としては気になる。
が、すんなり入った。自前カヤックをバスで運べるんだなぁ、、、。
まぁアルゼンチンのバスだ、この後いくら荷物代とられたのやら、、、、。
始発はプエルトモンかさらに南か、かなりの乗客が乗っていたが、半分くらいここオソルノで下車した。
始発でないので、ちょっと心配だった荷台は余裕に。
他の人の荷物も少ないから楽に積み込み。
と思ったら、野外用大型テントを何本も積もうとしてる人がいた。
タンデムよりも長く物理的に荷台に入る大きさではないので、あきらめてた。
カヤックもタンデムもそうだが、大型荷物持参でのバス移動に関しては大きさより、長さのほうが重要かもしれない。
ちなみに自転車代は乗車後に請求されたが、
チケットに書いてもらった「自転車込み」の但し書きが効力を発揮!
無事追加料金払わず。
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