2012/04/06

【あとがき】自転車(タンデム)のすすめ

【きっかけ】
旅を続けていると、結構旅人が冒される現象がある。

「無感動」
それは、感動に鈍くなるということ。
毎日が非現実だと、それすら日常になるからか?

実際、自分も冒されてた時期があった。
それが旅との引き際でもよかったのだが、それでも行ってみたい世界の場所は無限にある。

せっかく思い描いてた場所に行っても、感動がないのではもったいない。
そして、何度か行っている地であれば、前回とは違う旅をしてみたい。

、、、、そう、自転車は?

自転車なら新しい視点で物を見れるのではないか?
同じ目的地であれば、バスより自転車の方が到着時に感動できるのはないか?


しかし、自転車旅行を突然思いついたわけではない。
2001年に初めてチベットをヒッチハイクして旅をした。
そのときに感じたのは自分の交通手段があれば、もっと自由に楽しく旅ができただろうなということ。
その後、ネパール越えをした先で初めて出会った自転車旅行者。
彼の話を聞くと7年間も自転車で旅をしているという日本人チャリダーだった。

その彼を見て、自転車でも海外旅行ができるんだと思い、いつかはチベットを自転車でまわりたいと思うようになっていった。
まあ、その方はあの有名な石田ゆうすけさんであった訳なのだが。


時は2006年、自身3回目のヨーロッパ。
物価も高く、自転車旅行もしやすいヨーロッパであれば、初心者のチャリダーデビューにはちょうどいいではないか。
2001年から思い描いてはいたが、実行には移せなかった自転車計画が動き出す。


今までの旅は陸路移動であっても、点と点のルートであった。
もちろん、それは飛行機にはない、文化、人種、食事の変化をゆっくり感じれる旅でもあった。
しかし、自転車は点と点が結び線になった。

今までの街と街の間の移動、まして夜行バスでの移動。その間の景色の記憶なんてものはない。
自転車は違う。夜走るわけには行かないので、昼間走行になる。街と街の間のすべての景色を見ながら移動していく。

バスでは分からなかった少しの登りも覚えている。
外で向かい風が吹いていたことも覚えている
どんな気温だったか、天気だったかも覚えている

そして苦労してたどり着いた街での宿探し。
もちろん旅行者が訪れるようなことはめったにない地元な街ばかりだ。
絶対に自転車旅行をしなければ、街の名前すら知らなかっただろう。

なんてことない宿に、スーパーに、街がうれしかった。
そう、なんてことない日常に感動をしはじめたのだった。

名前も知らない街で感動してるくらいだから、観光地に来ればさらに感動する!
有名観光地であればなおのことだった。


もちろん、苦労も多い。
天気がいつも味方とは限らないし、街にたどり着かないときもある。
自転車だって故障する。人間もだ。
しかし、そんな大変だった苦労の方が、後になってよく覚えており、笑い話になってたりもする。

おかげで無感動「現象」から、今度はすっかり自転車「中毒」になってしまった。

そんな自転車旅行だが、自分にはこのスタイルがちょうど良かったようだ。
逆に久しぶりに、パッカー旅行をすると、新鮮で感動的になったりもしたし。



【自転車旅行のススメ】
もちろん自転車不向きはある。それなりに技術、体力、知識が必要だ。
しかし、庶民の足として普及している自転車。今や乗れないという人の方が珍しいのでは?
乗る技術はもはや、ほとんどの人が備わっている。

体力だけだが、最初は自分に騙されてヨーロッパで自転車デビューした嫁であるが、無事走っている。
本人は街乗りしかしたことのない。運動の”う”の字も知らないといっても過言ではないくらい他の運動は知らない。
自分というサポートや、緩やかなコースが多かったという事もあるが走りきれている。

後、歳はあまり関係ない。自分たちも決して若くないが、自転車旅行者の平均年齢は結構高い。
むしろあまり若者に会わない。逆に50代、60代チャリダーなんて珍しくないのだ。

自転車の知識は素人でも、体力だけはあったのでヨーロッパを無事走りきれている。
道路の状態も良く、故障がなかったからということもあるが。
逆にチベットではトラブル続きで、自転車の仕組みに詳しくなった。
自転車旅行をしながら覚えるという方法もありかと思う。以前あった自転車旅行者は旅最初、空気の入れ方すら分からなかったという。
もちろん事前に知っておいてもいいのだけど、意外となんとかなってしまうものだ。


海外旅行をまったくした事ない人に言わせれば、パッカー旅行だってそれなりに知識や体力がいると思うだろう。
でも、海外旅行に出てみると意外と簡単な事に気づく。
自転車も一緒なのだ。


あと、よく言われるのは、自転車旅行の方がお金はかかるということ。
A地点とB地点が1000km離れていれば、一番安い移動は飛行機だろう(それだけ飛行機が安くなった)。
ついで陸路移動。自転車。徒歩が一番お金がかかるかもしれない。
理由は、飛行機なら1時間で着く距離でも、バスでは10時間、自転車では10日かかる。
時間がかかればかかるほど、宿泊費や食費がかさむ。
交通費だけみれば、飛行機が一番高いだろう(最近はそんなこともないが)。
しかし、最終的にA地点からB地点までかかった旅費としては、自転車や徒歩がお金がかかる計算になる。

だが、上記にもあるように、記憶が残る景色という点では、遅い移動方法ほど、記憶に残る。


また、疲れたら輪行(ばらして荷物扱い)という方法もある。
国によっては、そのまま自転車を詰めることができる。
その際は大型荷物代が発生したりするが、場合によっては飛行機でも無料になったりもする。




【タンデム】
そんな今回初のタンデム自転車で旅行をしたわけだが、自分より体力のない嫁には楽だったようだ。

前回のヨーロッではそれぞれ二台の自転車で旅行した。
このときは自分に騙されて自転車旅行を始めたようなものだから、さすがに自分より体力がついてこない。
本人は日本でも毎日自転車を乗っていたので、大丈夫と思っていたようだ。
最初はちょっとした坂道になると、荷物を代わりに全部もっても、自分の方が早くて、視界から消えてしまってた。
もちろん、もっとゆっくり走ればいいのだが、これではこちらも不安。

しかし、タンデムならそんな心配は要らなかった。
タンデムは前操縦者が1.5人分と言われていて、後ろの人は0.5人分の力でいい。
前が見えないという欠点もあるけど、風は操縦者が壁になってそんなに当たらないし、辛い坂道でも、2人で登って行ける。
なにより、真後ろにいるから迷子になることもないし、会話も楽しめる代物だった。

旅仲間に夫婦の共同作業と言われたことがあったが、、、そうなのか?


しかし、欠点もある。
一部専用パーツになり、一般入手がしずらい。
一台に二人のるわけだから、消耗品の消費が早い。
二人用なわけだから当たりまえだが普通の自転車に比べて大きいのだ。
また、輪行時にばらしても大きいので、場合によっては、乗り物に乗らない場合がある。

乗り物に乗車するときのメリットは、自転車代の設定がある場合(船、バス)。
通常一台いくら計算なので、二人で自転車二台でのれば、自転車は二台計算だ。
しかし、タンデムは一台計算なのだ。

あと、飛行機も場合によっては、無料荷物扱いになる。
※今回の我々バス飛行機の輪行方法⇒【タンデムの輸送方法まとめ】バス飛行機etc



そんなタンデムだが最近は日本でもネットで簡単に手にはいる。
我々のタンデムも日本メーカー製だ。
※スペック【準備1】タンデム自転車

お値段もタンデムにしては安い方。
一台いかがでしょう?




※上記内容は、あくまで個人的な意見です


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