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二人乗り自転車タンデムで夫婦世界旅行後は、長野県は白馬村へ移住。 現在は、就農し『倉リ(くらり)農園』を2019年春に開園! 農業だけでなく、古民家再生、ログハウス建築、サイクリング、スキースノボー、ボルダリング、釣り、etc,,,と新しい地で大忙しな毎日。 あ、育児も大忙し…

2019/10/08

【安曇野】無農薬、無施肥の自然栽培という考え方に、今後の自分の栽培方法の希望を見出してみる

残り二回となった県主催のオーガニックアカデミー講座。
今回は松本で講義、安曇野で圃場見学でした。


安曇野の見学農家さんは自然農栽培でおコメと大豆、トマトを栽培している
「安曇野・森の菜の会」の山田 憲吾さんという地域では有名なお方。

しかも、田んぼは白馬移住前に住んでいたアパートの目と鼻の先じゃないですか!


三浦さんのガッテンセミナーの時もそうでしたが、自然農や自然栽培では、流れを重要視するのが共通点。
ここでも、山と川の位置から水田の流れをくみ取り、あえて溝を作り、水を回り込むように流し入れてるとこの。


それで、無施肥で10年以上栽培してて、除草作業は年一回のみという。
数量は慣行栽培の70%前後。
しかし、単価は4倍で売れる。

この辺りは、松本の自然農法国際研究開発センターと同じである。
違うのは、引き算の考え方。

三浦さんも、同センターも緑肥や雑草で有機物を入れていた。
しかし、最初こそは、緑肥や雑草を枯れてからすき込む(緑の状態ではすき込まないとの事)ことはしても、団粒構造が出来上がり土が熟成したら、作物はもちろん雑草や緑肥も持ち出すそうな。
入れるのではなく、持ち出す。引き算な考え方。


8年目の連作の加工用トマト。

引き算で作物を作っていくと、ある数年でぱたっと採れない年があって、その後は調子よく数量が確保できるようになるとのお話。

味噌をたとえに出してたけど、完成した味噌にまた大豆を加えたら、発酵させるという力が再び使われるという考えとの事。

人の手の入らない森の中の自然界でも、落ち葉などで有機物がたまって(足し算)、植物が成長にその有機物を肥料として成長(引き算)して、再び、枯れたり落ち葉なので繰り返されていくイメージだったけど。

ずっと引き算でも、問題なく作物は育っていくという。


さらに足し算では、何か効果を期待して入れてしまうので、その反動が帰ってくるとの事。大体、何か問題が起こった時は人災だそうです。

我が家でいうなら、病気だらけのアスパラ畑は、動物性の肥料を大量に入れたとかかな?

そして、害虫や病気は、自然界のバランスが崩れたときに発生するので(まあ人災の事)、基本放置だそうです。
あくまで、害な虫ではなく、不自然を教えてくれて、元にもどしてくれているとう考え。
この辺は、コミック版のナウシカを読んでいただければとよくわかると。
同じ考えだそうです。

むかーし、20年以上前に読んだことある漫画だけど、たしか、毒の森も巨大な虫も、汚染された地球を浄化する為で、役目を終えたら、毒の森も虫も消えてなくなるみたいな話だった記憶が??


肥料だらけのアスパラの浄化のアドバイス聞いたら、植え替えた方が早いのでは?と(泣
今までの3年間の苦労が~、、、あれ?な気分。
ただ、現状のままでは、病気と虫との闘いが続く負のスパイラルが続くのは目に見えてる。

そのままであれば、畑の毒を抜くところからで、背の低い燕麦とかがいいのではとアドバイス。しかし、風の流れが悪くなるかもというお話も。
自然栽培でも流れが重要だし、通常のアスパラ栽培でも風の通気性は大事である。

ただ、可能性があるとしたら、畝間をトラクターが通れるように2m以上あけている、第三第四アスパラ畑なら、燕麦は有効かも。
しかも、病気だらけの第一畑と違い、肥料が少ししか入っていない。なんなら第四は植物性肥料だけだし。


元々実験要素のたかかった第三第四畑なので、実験性を加速させてより自然栽培に近づけていく。
第一は、これ以上肥料を入れずに、雑草対策のもみ殻に抑え、肥料を抜いていく(引き算)様に考えていかないと。
もはや、やり直すにはコストと時間がかかりすぎるし、第一畑の様な消毒防除や虫との戦いを、新しい畑を含むすべての畑でしていたら、アスパラが倒れる前に、自分が倒れそうである。


そして、この方がさらにすごいのは、無施肥無農薬のリンゴである。
大きさや味、見た目はともかく、実がちゃんとついているのがすごい。
本数こそは少ないが、紅玉、フジ、シナノスイートなどと種類は豊富。

奇跡のリンゴの木村さんは、緑肥とお酢散布をしているらしいので、いかにすごいリンゴかよくわかる。


現代の農法や有機方法とは、違う場所にいるのが自然栽培というのが、よくわかる本日の講座でした。



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