【第8回 House To Summit IN 穂高縦走編】~3日目-後半-~
有名なアルパインクライマー 谷口ケイさんから、アドバイスを頂いた我々。
意気揚々と次の宿泊予定地の北穂高を目指すのだ!
つづき…
(前回⇒
・【House To Summit】ついに憧れの北アルプスの雄姿「槍ヶ岳」を目指す時が来た!(第8回穂高縦走-1日目-)
・【House To Summit】表銀座という日本を代表する登山ルートなのに誰にも会わず、残雪期にとっても苦労した話(第8回穂高縦走-2日目-)
・【House To Summit】有名クライマー世界の「谷口ケイ」さんからのアドバイスと、ついでに槍ヶ岳登頂です(第8回穂高縦走-3日目-前半-)
南岳小屋からは、下り。
ガスが出てきたな…
結構な急斜面でガレ場じゃないですか。
この尾根を行くのか…
切り立った尾根が、長谷川ピークで、霧の中にあるのが、たぶん北穂高。
岩場ですね。
このあたりを大キレットと呼ぶ。
ここ下るんすか?
クサリがあるとはいえ、怖い。
すいすいと下る友人を後に、ビビリながら下っていく。
崖ですね。ええ。
まだまだ下りまっせ。
まだまだクサリでっせ。
振り返る。
もう槍ヶ岳は見えない。
新穂高温泉の街と、笠ヶ岳の山脈方面。
下りきって最低コル付近。
振り返る。
これを下ってきたかぁ。
続いて、長谷川ピークを目指す。
これが、切り立った稜線なんだ。
友人は、ひょういひょい行くけどね。
ビビリは四つん這いで、稜線を進みますよ。
景色は相変わらずいいんだけどね。
振り返って槍ヶ岳方面。
進むべき長谷川ピーク方面。
まだ切り立った稜線を登るの?
両脇はこんなん。
絶壁です。
はい、長谷川ピーク!
長谷川のH!
ああ、怖かった。
高所恐怖症もあるけど、自分を確保するために掴んでる岩が、不安定なんだな。これが。
大きな岩は動かないものだと思ってたけど、意外と動く。
動くというか、崩れる。
これが、怖い。
なので、体重をかける前に、固定された岩か確認してからじゃないといけない。
崩れる岩に体重乗せたら、自分ごと岩と一緒に落ちちゃう。
さて、時刻は12:50
標高 2841m
さて、ここからが本格的な北穂高岳への登りである。
えっと…
直下降の岩場にしか見えないんですけどね。
クサリのある登りな岩場。
ええ、岩場。
岩場です。
これでもかって岩場の登りです。
登山というより、岩登りですね。
ちなみに、このあたりが飛騨泣きと呼ばれる岩場なんですかね?
ガスがでてきてハッキリしないが、あれが北穂高山頂か?
登ればわかるさ!この岩場を!
で、山頂付近表れ始めた残雪。
この急斜面で雪は勘弁してほしいな。
雪の上は怖いので、遠回りですが、雪のない岩場から回り込みます。
ずっと、急斜面に残雪。
北穂高の北壁には夏でも残雪が残るそうな。
夏道が雪の下なので、道なき岩場をよじ登って行きます。
ルートでないので、浮き石(動く石)多しです。
うお!!
ガスの中から突然建物が出現!
北穂高岳の山頂にある、北穂高小屋に到着です!!
すごいところにあるな、この小屋。
時刻は15:45
標高 3106m
体力的より精神的に疲れました。
テラスで一服です。
しかし、すごいテラスだな。
ガス晴れないかなー、絶対、これは絶景だよなー
ちなみに、本当の山頂は小屋の裏手にあるヘリポート。
山頂(ヘリポート)です。
ガスが晴れてきた?
山小屋もヘリポートも登山ルートです。
涸沢岳かな?
さて、先にチェックインしようかな?
チェックイン??宿泊するの?
これが北穂高小屋だ!
小さいながらも、シックな感じの山小屋。
落ち着きます。
酒だって置いてあるぜ。
本当に、ここは標高3100m以上ある北穂高岳山頂なのか?
ちなみに素泊まりは一人6500円。
実は、今夜から明日朝にかけて雨の予報が出ている。
友人のテントが雨に弱いということで、小屋に宿泊することに。
しかも、自分は人生初の山小屋宿泊!楽しみである。
テーブル席。
火気は外での使用だが、自炊した食事をここで食べてもいいし、ゆっくり休憩しててもいいそうな。
なんせ、客は我々だけだからな。
スタッフのほうが多い!(スタッフ4名)
その他、宿泊者には、水、お湯、お茶無料。
電気機器充電無料!
二階の屋根裏部分が寝床。基本ドミトリー
二段ベット部屋もあります。
布団がある!
それだけで満足です。
窓からの景色。テラスが見える。
晴れてれば絶景なんだろうな。
これはスタッフ専用のキッチン。調理場ですな。
落ち着いた雰囲気だ。
こんなキッチンがほしい。
トイレは外。
小便と大便が分離できる和式トイレ。
これいいな。
水分なければ、そんなに臭わないし。
洋式も分離しき。
山小屋の設備仕組みは、田舎暮らしのアイデアに使えそう。
ちなみに、トイレの奥に…
乾燥室。
発電機の熱で、暖めるそうな。
発電機は21時までなので、暖かいのもその時間まで。
おかげで、靴下を洗濯して、雪で濡れた靴を乾かせる!
雲海の上の天上な世界なテラスです。
すごいところにあるよな。これで6500円はある意味安いかも。
なんて、友人とテラスでのんびりしてたら…
槍ヶ岳方面もガスが晴れ始めた?
遠くに見える三角は槍ヶ岳!
おお、きれいにガスが晴れたじゃないですか。
で、見えるは、先ほど登ってきた絶壁の北穂高岳の北壁斜面。
おお、怖い。
晴れると余計に、この小屋がすごい場所に建ってるのがわかる。
中央あたりの尾根が長谷川ピークかな?
ずっと、尾根沿いにここまで来たわけですな。
あらためて槍ヶ岳からの稜線ルートだけど、よくもまぁここまで来たもんだ。
岩しかないじゃん…
再び、ヘリポートの山頂へ。
涸沢岳がくっきり。
さらに奥は、奥穂高岳かな?
まったりですわ~
パノラマ
またガスがでてきちゃいました。
やっぱり天気は下り坂か。
さて!
せっかく昨日できなかった乾杯をしようじゃないですか!
ここまで、持ってきたビールとワイン(ペットボトルの中身はコーラじゃありません)は重たかった。
はい!乾杯!
いやー、ビールがうまい!
山頂で飲むビールはうまい。ついでに快適な山小屋で飲むビールは後先考える必要なしでうまい!
重たい食材シリーズ、キャベツも食べちゃいますよ!
やっぱり山の中で贅沢は生なサラダだよな。
あとは、米炊いて、レトルトの親子丼です。
ビールのツマミに持ってきたカルパスに、鳥ササミパックも開けちゃいますよ!
まぁこんな感じの宴会場です。
シックで落ち着いた店内に、
この絶景な風景を眺めながら飲む!食う!
最高じゃないですか!
で、酔っ払って就寝です。
高地でのアルコール摂取には注意しましょう!
でも、今日は布団で寝れるのさ。
しかも、お湯がもらえるから、手ぬぐいを濡らして体も拭ける。
快適すぎて、クセになりそうな山小屋生活です。
すっかりあたりは薄暗く。
遠くに見える光は、たぶん松本市内。
前日のビバーグとは大違いの、快適な本日の寝床なのでした。
つづく…
【自転車の記録】~~~~~~~~~~~~~~
4:30 標高
6:45
【登山の記録(1日目)】~~~~~~~~~~~~~~
【登山の記録(3日目)】~~~~~~~~~~~~~
5:45 標高2466m 常念小屋(常念乗鞍) 出発
7:50 標高2760m 東天井岳南肩
9:00 標高2922m 大天井岳
10:15 標高2870m 大天荘(大天井岳) 出発
10:15 標高2650m 大天井ヒュッテ
12:30 標高2768m 赤岩岳(標高2768m)
14:30 標高2680m ヒュッテ西岳
16:30 標高2460m 水俣乗越
19:30 標高2840m 大槍ヒュッテ
20:00 標高2850m付近 殺生ヒュッテ近く
【登山の記録(3日目)】~~~~~~~~~~~~~
5:00 標高2850m付近 殺生ヒュッテ近く 出発
5:45 標高3080m 槍ヶ岳山荘
標高3180m 槍ヶ岳山頂 (ピストン)
8:00 標高3080m 槍ヶ岳山荘 出発
9:15 標高3084m 中岳
10:45 標高2980m 南岳小屋
11:15 標高2980m 南岳小屋 出発
12:50 標高2841m 長谷川ピーク
15:45 標高3106m 北穂高小屋(山頂)
【登山の記録(4日目)】~~~~~~~~~~~~~
つづく
~~~~~~~~~~~~~~
地図【北アルプスルートマップ】
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