【第8回 House To Summit IN 穂高縦走編】~2日目~
今日は、憧れの槍ヶ岳を目指す!
つづき…
(前回⇒【House To Summit】ついに憧れの北アルプスの雄姿「槍ヶ岳」を目指す時が来た!(第8回穂高縦走-1日目-)
昨日はガスでまったく視界不良だった常念小屋周辺。
朝になって、だんだんと雲が取れてきた!
安曇野方面。
きれいな雲海と朝日!
これは期待できる。
槍ヶ岳方面。
きれいに穂高連山も見えるじゃないですか!
って、遠いな…今日、あそこまで着くのか?
テントです。ええ、凍ってます!
夕べは風が強くて寒かった。
どうやら霧が結露して凍った様子。
寒いので、朝ごはんを食べながら、太陽を待ちます。
太陽が出てきました。
本来ならしっかり乾かしたいテントですが、濡れているのを無理やりパッキン。
なんせ、今日は10時間あるくコース。
早く出発したい。
時刻 5:45
目標の6時前に出発できます!
では、いざ出陣。
まずは、大天井岳(おてんしょう)目指して、ブッシュの中を登って行きます。
いきなりの積雪になえる…
茂みを抜けると、視界良好!
左手に、槍ヶ岳をみながら進めます。
振り返って、常念岳と常念小屋。
道は良好。
基本登りですが、ゆっくりで歩きやすい。
昨日とは大違い。
槍ヶ岳もきれいに見渡せるしね。
はて、この先の丘みたいのが、大天井岳なのだろうか?
このルートは初めてなので、よく勝手がわからん。
安曇野市内方面。
雲海が晴れてきました。
コースは左巻きに積雪の上をかすめるように登っていく。
他の登山者とすれ違い。
みんな燕岳から来てる。
しかし、誰も槍ヶ岳方面から来てないな…
そういえば、常念小屋のスタッフが、槍ヶ岳方面は変な雪の残り方してるから注意してね、と言っていたなぁ…(この時は、後の苦労を想像だにできなかった)
ぐるっと登って、雪の近くを歩いていく。
ちょっと雪の上を歩く。
夕べ寒かったから、引き締まってて歩きやすい。
丘を巻いて、標識が出た。
時刻は7:50
8時前だ。
おそらく、東天井岳(標高2814m)のある、東天井岳南肩(標高2760m)だろう。
前方の視界が開けて、さらに丘が。
あれかな?大天井岳は。
ちょっと、槍ヶ岳方面に雲がでてきた。
このまま天気が安定しててくれるとうれしいんだが。
緩やかに登っていく。
常念小屋からのピストン登山者に抜かれる。
荷物が少ないってすばらしいな。
丘に建物が見えるから、あれが大天井岳にある大天荘だな。
後ろを振り返って常念方面。
緩やかに尾根を登ってきたんだな。
はい、大天荘到着です。
時刻 8:45
標高 2870m
常念小屋から3時間。コースタイムよりちょっと早いかな?
では、荷物を置いて、山頂である大天井岳を目指します。
ついでに、テントも干しておく。
ちなみに、この山小屋はまだ営業しておらず、冬小屋があるのみ。
さぁ、空荷で、山頂を目指すぜ!
はい、山頂!早。
そのはず、山小屋の小高い丘がピークの大天井岳です。
50mアップだけなので、10分くらいで着くわい。
標高2922mで、常念などの山脈系では一番高い。
いやー槍ヶ岳が立派。
そして、これから行くルートがよくわかりますね~
尾根を左から巻いて、ぐるりと槍ヶ岳を目指してる。
うん…遠いな…
360度のパノラマ山頂です。
先ほどまで歩いてた尾根。
常念岳が中央に見えます。
動画(大天井からの展望)
山小屋に戻って休憩がてら食事。
夕べ炊いたお米が残ってるので、食べてしまう。
ここからは、のんびり食事できないので、チョコレートやカロリーメイトなどの行動食のみ。
時刻 9:30
大天荘を出発です。
いきなり下っていく。
折りきったら、崖ぞいを巻いていきます。
で?
いきなり雪ですか。
このあたりは、雪が硬く、ピッケルだけで積雪をトラバース(斜面を横断する事)。
数回、積雪をトラバースしたが、眼下に違う山小屋が出てきました。
大天井ヒュッテです。
こちらも営業前で誰もいず。
時刻10:15
標高2650m
ここまで、45分。結構時間かかるな。
お気をつけてヤリ!
先ほどから、雪が多いので、ピッケルだけでなく、アイゼンもすぐ履けるように準備です。
ここから、槍ヶ岳までの東鎌尾根ルートは、別名表銀座とも呼ばれ、日本を代表するくらいメジャーなルート。
さて、山小屋の目の前から積雪のトラバースですけどね。
で、傾斜もゆるいし、短いので、油断してピッケルだけでトラバースしたら…
はい、案の定、滑りました。
ちょっとですんだからいいけど、雪の上ではちゃんとアイゼンを履きましょう!
おお、アイゼン調子いいぜ。ピッケルもあれば、安心でトラバースできる。
この頃はまだ心に余裕がありましたよ、ええ。
が、トラバースの連続!
こんなや、
こんなんな木が倒れた雪を横断です。
このあたりをびっくり平というらしいのですが、こりゃビックリですわ。
面倒なのが、全部雪道ではないこと。
すぐに、普通の夏道がでてくる。
アイゼンは雪以外は歩けないので、脱がないといけない。
これが面倒。
そして行きついたのが、ピッケルにアイゼンを付ける笑
これなら、すぐアイゼンだせていいんじゃない?
欠点は、新品のピッケルが傷だらけになる事…
この先は尾根つたいに行くので雪がなさそうだぞ。
アイゼン履くと時間のロスが大きい。
案の定、雪はない。
がつがつと歩いてロスした時間を取り戻します。
槍ヶ岳、まだ遠い~
今日つくのか?これ。
ぐお!残雪が尾根に!
雪の上を抜けていけました。
赤岩岳(標高2768m)到着
時刻は 12:30
まだまだ、時間はあるでしょう!
が…
何?あの雪。
ええ、アイゼン履いてトラバースですよ。
連続、トラバース!
ここまで来ると、もうトラバースは慣れたものに。
ピッケル刺して、アイゼンしっかり刺して、ちゃんと3点確保したら、次の一歩。
慎重に、ゆっくりとトラバース。
あってるのか知らないけどさ。
おお!赤い屋根が見える。
あと、数回トラバースすれば…
ヒュッテ西岳に到着!
こちらもまだ営業してません。
時刻 14:30
標高 2680m
コースタイムでは3時間弱だけど、今回4時間以上かかってます。
雪があると大幅に時間ロスですな。
でも、ここまで来れば槍ヶ岳までは4時間。すぐそこじゃないか!
(あくまで、夏道でのコースタイムだけどな…)
と、今日できれば槍ヶ岳に到着したい理由がある。
冬に一緒に、バックカントリーした友人が、日本海は親不知から、ずっと縦走をして来ている。
その友人が今日は、槍ヶ岳に到着予定なのだ。
(過去の記事⇒【白馬】初めてアイゼンを使いたいが為に雪山へ行ったら、初バックカントリーまでした話(前半))
なんとしても、合流して一緒に槍ヶ岳を登りたいのだ(ビールで祝杯をしたいのだ)!
というわけで進みますよ~
ん?槍ヶ岳がガスってね?
しばらく下り道。
いきなりハシゴになる。
で、着地面は雪かよ!
本来は、九十九折の道なんだろうけど、アイゼンとピッケルでざくざくと下る。
トラバースより下りのほうが安定してるなぁ。
で、例のごとく、また夏道になる。
アイゼンを面倒なので、そのまま歩いて次の雪まで行ったら…ぐきっ!!
足首があああ!
はい、捻挫です。
面倒でも、アイゼンは脱ぎましょう。
で、またはしごの下は雪かよ!
がっつり下りますな。
下りきっても、稜線の狭い部分を歩きます。
しかも、結構ガレ場、補修はしてありますが、両面に崩れてる。
ても、これって天空ロードだよな。
ちょっとチベットの遺跡を思い出してうれしくなった…
これ…
(チベット旅行記⇒56-【自転車】過去最高興奮度のシャンシュン遺跡 -)
さて、感動してる場合じゃないです。
天気が思わしくない。
それに時間もない。
さくさく行くよ。
いやー、がっつり下って、尾根をがっつり登ってますな。
尾根沿いは雪なさそう。助かる。
あの一番低いコルが、水俣乗越かな?
あそこから、さらに下山する分岐ルートがあるはずなんだが…雪の下か?
はい、下りきって水俣乗越(標高2460m)です。
時刻 16:30
やっぱりコースタイム1時間のところを、2時間かかってます。
こりゃ、槍ヶ岳到着が雲行き怪しくなってきましたな。
せめて、途中にある大槍ヒュッテには着きたいところ。
ヤリまで2.8kmの文字。
なんだ、もうすぐじゃん(平坦ならな…)。
ちなみに、下山のエスケープルートは、やっぱり雪の下の模様。
さて、本当に雲行きも怪しくなってきました。
槍ヶ岳方面。
こちらは、ババ平方面。
上高地からもっともメジャーな槍ヶ岳までのルートです。
って、こっちも雪じゃん。
槍沢、横尾方面。
ずっと雪道です。
さて、こちらはまだ雪のすくない尾根ルート。
ハシゴやら丸太やらで、かなり歩きやすい。
まぁこんな直滑降なハシゴもありますけどね。
うーん、ハシゴだなぁ。
これが、東鎌尾根ルートかぁ。
ハシゴの上は稜線で、岩場。
ここからが、面倒だった。
画像ないのは、大変だったから…
ジグザク急な登りがあったらしいが、残雪。
鎖場があったらしいが、残雪。
しかも、ピッケルが刺さらないレベルまで、腐って(融けて)て、雪のない上部まで無理やり登るという、実に面倒で時間のかかるトラバースの連続。
そんなメジャーな表銀座ルート。
まったく誰とも会いません!どないなってんねん!
え~
で、大槍ヒュッテ(標高2884m)です。
苦労してやってきましたよ、ここまで。
でも、もう暗くなってきてますね。
そりゃ、時刻は 19:30 ですよ。
天気がよければちょうど日没タイム。
で、大槍ヒュッテも営業前なので、雪に埋もれてます。
軒先でビバーグ(野宿)くらいはできるかな?
ここで、友人に連絡したら、もう槍ヶ岳山荘に到着してると事。
きっと、大槍ヒュッテからなら槍ヶ岳山荘も近くだよな?
うっすらライトなくても見えるし、行っちゃう?
一応、ライトもあるし。
どうも、歩きすぎで疲れてたのと、トラバースしすぎで興奮してたのと、友人が目の前にいるという心理状態が、暴挙にでる。
あれ?
真っ暗で何もみえなくなっちゃった…
山では、日没後は歩くのは止めましょう!
つづく…
【自転車の記録】~~~~~~~~~~~~~~
4:30 標高
6:45
【登山の記録(1日目)】~~~~~~~~~~~~~~
【登山の記録(3日目)】~~~~~~~~~~~~~
5:45 標高2466m 常念小屋(常念乗鞍)
7:50 標高2760m 東天井岳南肩
9:00 標高2922m 大天井岳
10:15 標高2870m 大天荘(大天井岳) 出発
10:15 標高2650m 大天井ヒュッテ
12:30 標高2768m 赤岩岳(標高2768m)
14:30 標高2680m ヒュッテ西岳
16:30 標高2460m 水俣乗越
19:30 標高2840m 大槍ヒュッテ
??:?? 標高????m ?????
つづく
~~~~~~~~~~~~~~
地図【北アルプスルートマップ】
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今日は、憧れの槍ヶ岳を目指す!
つづき…
(前回⇒【House To Summit】ついに憧れの北アルプスの雄姿「槍ヶ岳」を目指す時が来た!(第8回穂高縦走-1日目-)
昨日はガスでまったく視界不良だった常念小屋周辺。
朝になって、だんだんと雲が取れてきた!
安曇野方面。
きれいな雲海と朝日!
これは期待できる。
槍ヶ岳方面。
きれいに穂高連山も見えるじゃないですか!
って、遠いな…今日、あそこまで着くのか?
テントです。ええ、凍ってます!
夕べは風が強くて寒かった。
どうやら霧が結露して凍った様子。
寒いので、朝ごはんを食べながら、太陽を待ちます。
太陽が出てきました。
本来ならしっかり乾かしたいテントですが、濡れているのを無理やりパッキン。
なんせ、今日は10時間あるくコース。
早く出発したい。
時刻 5:45
目標の6時前に出発できます!
では、いざ出陣。
まずは、大天井岳(おてんしょう)目指して、ブッシュの中を登って行きます。
いきなりの積雪になえる…
茂みを抜けると、視界良好!
左手に、槍ヶ岳をみながら進めます。
振り返って、常念岳と常念小屋。
道は良好。
基本登りですが、ゆっくりで歩きやすい。
昨日とは大違い。
槍ヶ岳もきれいに見渡せるしね。
はて、この先の丘みたいのが、大天井岳なのだろうか?
このルートは初めてなので、よく勝手がわからん。
安曇野市内方面。
雲海が晴れてきました。
コースは左巻きに積雪の上をかすめるように登っていく。
他の登山者とすれ違い。
みんな燕岳から来てる。
しかし、誰も槍ヶ岳方面から来てないな…
そういえば、常念小屋のスタッフが、槍ヶ岳方面は変な雪の残り方してるから注意してね、と言っていたなぁ…(この時は、後の苦労を想像だにできなかった)
ぐるっと登って、雪の近くを歩いていく。
ちょっと雪の上を歩く。
夕べ寒かったから、引き締まってて歩きやすい。
丘を巻いて、標識が出た。
時刻は7:50
8時前だ。
おそらく、東天井岳(標高2814m)のある、東天井岳南肩(標高2760m)だろう。
前方の視界が開けて、さらに丘が。
あれかな?大天井岳は。
ちょっと、槍ヶ岳方面に雲がでてきた。
このまま天気が安定しててくれるとうれしいんだが。
緩やかに登っていく。
常念小屋からのピストン登山者に抜かれる。
荷物が少ないってすばらしいな。
丘に建物が見えるから、あれが大天井岳にある大天荘だな。
後ろを振り返って常念方面。
緩やかに尾根を登ってきたんだな。
はい、大天荘到着です。
時刻 8:45
標高 2870m
常念小屋から3時間。コースタイムよりちょっと早いかな?
では、荷物を置いて、山頂である大天井岳を目指します。
ついでに、テントも干しておく。
ちなみに、この山小屋はまだ営業しておらず、冬小屋があるのみ。
さぁ、空荷で、山頂を目指すぜ!
はい、山頂!早。
そのはず、山小屋の小高い丘がピークの大天井岳です。
50mアップだけなので、10分くらいで着くわい。
標高2922mで、常念などの山脈系では一番高い。
いやー槍ヶ岳が立派。
そして、これから行くルートがよくわかりますね~
尾根を左から巻いて、ぐるりと槍ヶ岳を目指してる。
うん…遠いな…
360度のパノラマ山頂です。
先ほどまで歩いてた尾根。
常念岳が中央に見えます。
山小屋に戻って休憩がてら食事。
夕べ炊いたお米が残ってるので、食べてしまう。
ここからは、のんびり食事できないので、チョコレートやカロリーメイトなどの行動食のみ。
時刻 9:30
大天荘を出発です。
いきなり下っていく。
で?
いきなり雪ですか。
このあたりは、雪が硬く、ピッケルだけで積雪をトラバース(斜面を横断する事)。
数回、積雪をトラバースしたが、眼下に違う山小屋が出てきました。
大天井ヒュッテです。
こちらも営業前で誰もいず。
時刻10:15
標高2650m
ここまで、45分。結構時間かかるな。
お気をつけてヤリ!
先ほどから、雪が多いので、ピッケルだけでなく、アイゼンもすぐ履けるように準備です。
ここから、槍ヶ岳までの東鎌尾根ルートは、別名表銀座とも呼ばれ、日本を代表するくらいメジャーなルート。
さて、山小屋の目の前から積雪のトラバースですけどね。
で、傾斜もゆるいし、短いので、油断してピッケルだけでトラバースしたら…
はい、案の定、滑りました。
ちょっとですんだからいいけど、雪の上ではちゃんとアイゼンを履きましょう!
おお、アイゼン調子いいぜ。ピッケルもあれば、安心でトラバースできる。
この頃はまだ心に余裕がありましたよ、ええ。
が、トラバースの連続!
こんなや、
こんなんな木が倒れた雪を横断です。
このあたりをびっくり平というらしいのですが、こりゃビックリですわ。
面倒なのが、全部雪道ではないこと。
すぐに、普通の夏道がでてくる。
アイゼンは雪以外は歩けないので、脱がないといけない。
これが面倒。
そして行きついたのが、ピッケルにアイゼンを付ける笑
これなら、すぐアイゼンだせていいんじゃない?
欠点は、新品のピッケルが傷だらけになる事…
この先は尾根つたいに行くので雪がなさそうだぞ。
アイゼン履くと時間のロスが大きい。
案の定、雪はない。
がつがつと歩いてロスした時間を取り戻します。
槍ヶ岳、まだ遠い~
今日つくのか?これ。
ぐお!残雪が尾根に!
雪の上を抜けていけました。
赤岩岳(標高2768m)到着
時刻は 12:30
まだまだ、時間はあるでしょう!
が…
何?あの雪。
ええ、アイゼン履いてトラバースですよ。
連続、トラバース!
ここまで来ると、もうトラバースは慣れたものに。
ピッケル刺して、アイゼンしっかり刺して、ちゃんと3点確保したら、次の一歩。
慎重に、ゆっくりとトラバース。
あってるのか知らないけどさ。
おお!赤い屋根が見える。
あと、数回トラバースすれば…
ヒュッテ西岳に到着!
こちらもまだ営業してません。
時刻 14:30
標高 2680m
コースタイムでは3時間弱だけど、今回4時間以上かかってます。
雪があると大幅に時間ロスですな。
でも、ここまで来れば槍ヶ岳までは4時間。すぐそこじゃないか!
(あくまで、夏道でのコースタイムだけどな…)
と、今日できれば槍ヶ岳に到着したい理由がある。
冬に一緒に、バックカントリーした友人が、日本海は親不知から、ずっと縦走をして来ている。
その友人が今日は、槍ヶ岳に到着予定なのだ。
(過去の記事⇒【白馬】初めてアイゼンを使いたいが為に雪山へ行ったら、初バックカントリーまでした話(前半))
なんとしても、合流して一緒に槍ヶ岳を登りたいのだ(ビールで祝杯をしたいのだ)!
というわけで進みますよ~
ん?槍ヶ岳がガスってね?
しばらく下り道。
いきなりハシゴになる。
で、着地面は雪かよ!
本来は、九十九折の道なんだろうけど、アイゼンとピッケルでざくざくと下る。
トラバースより下りのほうが安定してるなぁ。
で、例のごとく、また夏道になる。
アイゼンを面倒なので、そのまま歩いて次の雪まで行ったら…ぐきっ!!
足首があああ!
はい、捻挫です。
面倒でも、アイゼンは脱ぎましょう。
で、またはしごの下は雪かよ!
がっつり下りますな。
下りきっても、稜線の狭い部分を歩きます。
しかも、結構ガレ場、補修はしてありますが、両面に崩れてる。
ても、これって天空ロードだよな。
ちょっとチベットの遺跡を思い出してうれしくなった…
これ…
(チベット旅行記⇒56-【自転車】過去最高興奮度のシャンシュン遺跡 -)
さて、感動してる場合じゃないです。
天気が思わしくない。
それに時間もない。
さくさく行くよ。
いやー、がっつり下って、尾根をがっつり登ってますな。
尾根沿いは雪なさそう。助かる。
あの一番低いコルが、水俣乗越かな?
あそこから、さらに下山する分岐ルートがあるはずなんだが…雪の下か?
はい、下りきって水俣乗越(標高2460m)です。
時刻 16:30
やっぱりコースタイム1時間のところを、2時間かかってます。
こりゃ、槍ヶ岳到着が雲行き怪しくなってきましたな。
せめて、途中にある大槍ヒュッテには着きたいところ。
ヤリまで2.8kmの文字。
なんだ、もうすぐじゃん(平坦ならな…)。
ちなみに、下山のエスケープルートは、やっぱり雪の下の模様。
さて、本当に雲行きも怪しくなってきました。
槍ヶ岳方面。
こちらは、ババ平方面。
上高地からもっともメジャーな槍ヶ岳までのルートです。
って、こっちも雪じゃん。
槍沢、横尾方面。
ずっと雪道です。
さて、こちらはまだ雪のすくない尾根ルート。
ハシゴやら丸太やらで、かなり歩きやすい。
まぁこんな直滑降なハシゴもありますけどね。
うーん、ハシゴだなぁ。
これが、東鎌尾根ルートかぁ。
ハシゴの上は稜線で、岩場。
ここからが、面倒だった。
画像ないのは、大変だったから…
ジグザク急な登りがあったらしいが、残雪。
鎖場があったらしいが、残雪。
しかも、ピッケルが刺さらないレベルまで、腐って(融けて)て、雪のない上部まで無理やり登るという、実に面倒で時間のかかるトラバースの連続。
そんなメジャーな表銀座ルート。
まったく誰とも会いません!どないなってんねん!
え~
で、大槍ヒュッテ(標高2884m)です。
苦労してやってきましたよ、ここまで。
でも、もう暗くなってきてますね。
そりゃ、時刻は 19:30 ですよ。
天気がよければちょうど日没タイム。
で、大槍ヒュッテも営業前なので、雪に埋もれてます。
軒先でビバーグ(野宿)くらいはできるかな?
ここで、友人に連絡したら、もう槍ヶ岳山荘に到着してると事。
きっと、大槍ヒュッテからなら槍ヶ岳山荘も近くだよな?
うっすらライトなくても見えるし、行っちゃう?
一応、ライトもあるし。
どうも、歩きすぎで疲れてたのと、トラバースしすぎで興奮してたのと、友人が目の前にいるという心理状態が、暴挙にでる。
あれ?
真っ暗で何もみえなくなっちゃった…
山では、日没後は歩くのは止めましょう!
つづく…
【自転車の記録】~~~~~~~~~~~~~~
4:30 標高
6:45
【登山の記録(1日目)】~~~~~~~~~~~~~~
【登山の記録(3日目)】~~~~~~~~~~~~~
5:45 標高2466m 常念小屋(常念乗鞍)
7:50 標高2760m 東天井岳南肩
9:00 標高2922m 大天井岳
10:15 標高2870m 大天荘(大天井岳) 出発
10:15 標高2650m 大天井ヒュッテ
12:30 標高2768m 赤岩岳(標高2768m)
14:30 標高2680m ヒュッテ西岳
16:30 標高2460m 水俣乗越
19:30 標高2840m 大槍ヒュッテ
??:?? 標高????m ?????
つづく
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地図【北アルプスルートマップ】
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