【第8回 House To Summit IN 穂高縦走編】~3日目-前半-~
今日は、友人と合流をして穂高連山に挑むのだ!
つづき…
(前回⇒
・【House To Summit】ついに憧れの北アルプスの雄姿「槍ヶ岳」を目指す時が来た!(第8回穂高縦走-1日目-)
・【House To Summit】表銀座という日本を代表する登山ルートなのに誰にも会わず、残雪期にとっても苦労した話(第8回穂高縦走-2日目-)
朝日ですね。ええ。
無事、朝を迎える事ができました。
夕べどうしたかって?
このような、場所でビバーグ(野宿)しました。
いや、真っ暗で何もみえないじゃん…
そう、そのとおり。
下手に動くのは危険かなーと、思って登山道上の広がった場所にテントです。
いやー、夜は真っ暗でどこにいるのかわかりませんでしたが、太陽がでたら…
槍ヶ岳が真正面(笑
槍ヶ岳の左肩にある赤い建物が、槍ヶ岳山荘です。
結構まだ距離ありましたね。
しかも、真下には他の山小屋が。
たぶん殺生ヒュッテ。
すごい所にテント張ってましたね…
いやー槍ヶ岳がかっこいいー
日本版マッターホルンとはよく言ったものだ。そっくりですな。
スイスのマッターホルン
(過去記事⇒2009年スイス滞在記 2nd Season/09-swiss(job))
そして朝日がまぶしー
いやー、夕べ水まで切れてしまい、まいったまいった。
すぐ近くの傾斜に雪があったのは知ってたけど、夜は怖いし我慢してましたよ。
でも、疲れてたせいか爆睡で、あっさり朝!
とりあえず槍ヶ岳山荘を目指しますか。
時刻は5:00
テントをさくさく撤収して出発です。
結構な岩場ですが、足元はしっかりしてます。
緩やかに上り。
振り返って、登山道と、殺生ヒュッテ、ばば平方面。
殺生ヒュッテがまぶしい!
夕べは小屋の上で失礼しました。
槍ヶ岳山荘がでかくなってきました。
あとちょっと。
あと、ちょっと!!
ん、人影が?
って、友人がテラスで待っててくれました。
いやー、お待たせしました。
無事、槍ヶ岳山荘(標高3,080 m)にて合流です。
自分は、安曇野から常念経由で、友人は、日本海の親不知から。
すでに山にはいって2週間ほどなツワモノと合流です。
これが、山男の荷物だ!
って、彼は日本を4,5年前出発して「歩き」旅をしている、もののふ(武士) なのだ。
なので、荷物が登山用じゃない…
爪きりといった生活用品満載な荷物。それに加えて沖縄の三線、一本足下駄、ほら貝…
…ほら貝?
ホラ男です。
いや、彼は有言実行タイプだ。
ホラ貝です。
みんなが荷物の軽量に凌ぎを削っている中、常に挑戦し続ける男。
じゃ、お気楽にサンダルで槍ヶ岳行きますか~
この格好に、片手にほら貝。
一瞬、山を舐めるなぁ!!!と、怒鳴られそうだが、一本足下駄で鍛えた彼のバランス筋はすばらしい。
岩場をヒョイヒョイっとな。
実に簡単に登ってくれる。
なんだ、槍ヶ岳簡単じゃん…
ひゅーとな。
横を見れば絶壁~
びびりながら、ゆっくり登ります…
このハシゴを登れば、槍ヶ岳山頂だ。
直角で長いぞ!
これは手ごわそうだ…
ほら貝もちながら、片手で、ひょいひょいっとな。
彼を参考にしてはいけない…
登りきって眼下を見下ろす。
おお、怖い!
山荘があんなに小さく。
さて、山頂を見渡すと神社が。
ここが、槍ヶ岳山頂(標高3180m)だ!
360度の大パノラマ!
こちらは、昨日歩いてきた東鎌尾根。
北方面。
たぶん、野口五郎岳とか烏帽子岳とか方面かと。
南側。
槍ヶ岳山荘が真下に。そこからのびる尾根は穂高方面。
穂高連山。
いやー、これからここを行くわけだ。
た、た、大変そうだな…
それでは、一曲山頂でホラ貝を。
静寂な朝の槍ヶ岳にホラ貝の音色が轟く!
うん、満足な槍ヶ岳でした。
やっと去年から来たかった場所にこれましたよ。
さて、下りです。
下りの方が危険だし怖いのでゆっくりゆっくり…
いまさらですが、高い場所は苦手です。
山小屋まで戻ってきました。
が、友人はスマホでも撮影し忘れたと、再度槍ヶ岳へ。元気だな。
その間、荷物の整理と、靴を乾かしましょうかね。
昨日から、雪の上をトラバース時に隙間から雪が入ってしまい、靴がびしょびしょなのだ。
ついでに、友人への差し入れのカセットボンベや、本来は夕べの乾杯用のビールを友人のバックへ。
ちょっと軽くなったぞ。
ビールは、今夜の乾杯時に飲むだな。
せっかくなので、山小屋見学。
キャンプは1000円、水は500ml100円、1L200円。
こぎれいな、そして大きな山小屋です。
で、自販機?
お値段は下界の二倍。
高い!
でもね…
誘惑には適わないんだな。
炭酸がうまい!
外では他のグループが下山準備中。
ここを下って上高地を目指すんだそうな。
山の上は、6月でもまだまだ雪の世界ですな。
時刻は8:00です。
友人も帰ってきたので、我々も出発したいと思います。
槍ヶ岳山荘のテント場。
斜面をきれいにテント場として整備されている。
友人を先頭に行きます。
あんな大荷物なのに、早い!なんで?
下って大喰岳。
振り返って槍ヶ岳と、山荘。
まだ、近いな。
その後は、残雪が。
でも、稜線付近に平らに積もってるので、アイゼンなしでそのまま行きます。
ざっくざっく。
稜線沿いです。
また残雪を通過。
次は中岳かな?
右手には笠ヶ岳などの山脈が。
谷の間には新穂高温泉の町があるはず。
間もなく中岳。
振り返って槍ヶ岳。
結構、遠くなりましたな。
中岳に到着です。
時刻9:15
標高3084m
1時間ちょっとなでの、コースタイムより早い感じ。
大喰岳と南岳の標識。
それでは、南岳へ。
このルートは2001年に開通の新ルートだそうな。
ちょっと下ります。
尾根沿いに道が見えます。
下りの残雪。
緩やかなので、そのままやり過ごします。
こんな平らですから。
再び稜線へ。
緩やかに上り下り。
歩きやすいです。
あっさり南岳。
ガスがでてきましたな。
南岳を下ります。
ここを下りきると、山荘が見える。
南岳山荘に到着です。
時刻は10:45
標高 2980m
まだ、営業していないけど冬小屋を発見。
ここに来るまでに数々の冬小屋で宿泊してきた友人。
すかざすチェックが入ります。
狭いです。
5人も寝れればいいほうかな?
あくまで非常用ですかね。
しばし休憩です。
軽食タイム!
再出発。時刻は11:45
南岳を出発して、すぐに前方に人影発見!
まったく人が歩いてないし、逆ルートということで是非情報がほしい!
で、すれ違った人は女性。
どこか山慣れた女性だ。山ガールとかでなく、プロの雰囲気がする。
まぁ、聞けば我々が目指す西穂高から歩いて来てるらしく、夕べは西穂高と奥穂高の間の難ルート上にあるジャンダルムという有名岩場でビバーグ(野宿)したそうな。
ここまでコースタイム7時間近くかかる場所から来たことになる。
うん、この時点でただの山好き女性じゃないな…
この時期に単独で十分、普通じゃないんですけどね。
しかも、この時期に、このルート歩いた事なかったので、歩きたかったそうだ。
残雪は多いが、アイゼン使わずに岩場などに回ってこれるとの事。
この先の難所も危険箇所や浮き石(うごく石)が多いが、気をつけて行けば大丈夫と、ありがたい情報です。
おねえさん(?)、ありがとう!
で、このときは、すごい女性がいるなぁと、思ってただけだったが、後日、この女性が
日本を代表するアルパインクライマー 谷口ケイさんと判明…
うおー!サインか写真一緒に撮ってもらえばよかった!!!
(谷口ケイ - Wikipedia …wikiにも載ってる普通にすごい人なんだな)
ついでに、この時期歩いた事ないと言われれば、夏山は経験済みかと思うでしょ?
彼女の場合は、雪だらけの厳冬期にしか登ったことない、の方だった…
ええ、この方のアドバイスは我々に意味ありませんな。
へー、この先の難所も、なんとかなりそうじゃない?
なんせ先ほどの女性だって、ここまで普通に来てるんだし~
と、まだすごい人からのアドバイスとは露知らず、お気楽気分の二人だった…
後半に、つづく…
【自転車の記録】~~~~~~~~~~~~~~
4:30 標高
6:45
【登山の記録(1日目)】~~~~~~~~~~~~~~
【登山の記録(3日目)】~~~~~~~~~~~~~
5:45 標高2466m 常念小屋(常念乗鞍) 出発
7:50 標高2760m 東天井岳南肩
9:00 標高2922m 大天井岳
10:15 標高2870m 大天荘(大天井岳) 出発
10:15 標高2650m 大天井ヒュッテ
12:30 標高2768m 赤岩岳(標高2768m)
14:30 標高2680m ヒュッテ西岳
16:30 標高2460m 水俣乗越
19:30 標高2840m 大槍ヒュッテ
20:00 標高2850m付近 殺生ヒュッテ近く
【登山の記録(3日目)】~~~~~~~~~~~~~
5:00 標高2850m付近 殺生ヒュッテ近く 出発
5:45 標高3080m 槍ヶ岳山荘
標高3180m 槍ヶ岳山頂
8:00 標高3080m 槍ヶ岳山荘 出発
9:15 標高3084m 中岳
10:45 標高2980m 南岳小屋
11:15 標高2980m 南岳小屋 出発
つづく
~~~~~~~~~~~~~~
地図【北アルプスルートマップ】
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